Cobu26の日記

あまのじゃく大工さんの素直なきもちをつらつらとつづってみます。

DIY精神

「Do it yourself.」のDIYって言葉。

日本ではなんだか

素人が自分で大工さんやる!みたい感じを連想

して

ホームセンターが作った言葉みたいな認識があ

りますよね

 

実はホントは歴史のある深いお言葉なのです…

ただの自給自足ともちょっと違う。「地球とい

う星でどうサバイブするか」という壮大な精

神。

 

1960初頭´ヒッピー文化、パーマカルチャーと

いう考え方が流行。アップルコンピュータ

DIYの道具として生まれ

創始者のスティージョブズがヒッピーだった

ことは余りにも有名な話。

おっとっと理屈っぽいお話は興味のある人だけ

ググってもらうとしてw

何が言いたいかというとだだ「自分の事は自分

でやる」という事なのです

例えば日本で家を建てるとしたら日本の普通は

ハウスメーカー工務店に頼みますよね?

見積もりとか取って、予算と相談したりしてか

ら融資を受けて。そして、メンテナンスフリー

が常識で、もし修理が必要になったら業社に連絡して来てもらう。 みたいな。

では、今から30年以内に首都圏に大地震が来る

確率は70%って発表されていて、もし大地震

来て大切な建物全てがぐしゃぐしゃになってしま

ったら当面どうするか?

女性はどうやってトイレをすればいいのか?

そんな事はあり得ない…ですか?

そんな究極言われたってってなりますよね。

でも、状況を考えると自分の為に

家は財産なので、、ちょっとだけでも興味を持

つべきです。

何構造なのかそれはどんな特徴のものか?白蟻

や雨や結露は大丈夫?建蔽率とか資産価値etc挙

げだしてらキリが無くなんだか気が滅入ってき

ちゃいますね^_^

 

さてそこで、すこし発想を変えてみましょう。

例えば

運良く田舎にちいさな良さげな別荘を見つけそ

れを頑張って手に入れたとしますね

安かったのであちこち痛んでいます、「自分で

直してみようかなぁと。内装はYouTubeで教わ

りながらとかどうとでもいくらでも時間かけて

好きにやればいいので、出来そうですが、日本

には「地震」があるので、構造(骨組みや耐

震、耐火、断熱など)は中々そうはいかない。

あと水と電気。大事な「設備」ですね。

でも。

出来ちゃいます。 基本的には。

今は全部できます。やる気があれば、方法は全

て手に入る。20年前はそうでは無かった。答え

は本の中にしか無かったしプロにやり方を聞く

などご法度でした、材料だって今みたいにホー

ムセンターでなんでも安く買える時代ではなか

ったのです。

勿論。電気は電気工事士の免許と実務経験がマ

ストだし建築基準法に乗っ取って建てなければ

いけないのでそれはまた別の話ですね。

 

日本家屋の基本は柱と梁と筋交です。家具も一

緒。側板、天板、地板と背板(これが筋交)

ツーバイフォーはアメリカでやヨーロッパで主

流で「箱」の建築です。ハリケーン対策なので

壁で構成されていてとにかく頑丈。

 

あ、その前に自然のエネルギーのお話を少々、

本当に大きな地震かま来たら木造だろうが鉄筋だ

ろうが、ぜーんぶ壊れます。めちゃめちゃに。

火事や洪水が永遠になくなる事も無さそうです

よね?

じゃあどうするか。リアルには「どう逃げ出す

か」が、焦点なのです。コレが大事でコレを勘

違いしているひとが多い、何を隠そうプロの私

もずっと勘違いしてまして、ガッチガチにすらばいいと簡単に考えてましたが、それは在来建築の概念き反するもので、やはりある程度の

「免震」が大事。

ガッチガチのシェルターみたいなお家はぜーん

ぶエネルギーが中に伝わるので、箱の中で潰れ

ているケーキさながら家の中もめちゃくちゃに

なりますし、箪笥とか飛んで来る状態。

古い家を耐震工事とか「いかに建物を捻って壊

して折り重なった材木の間をにげるか!」コレ

がリアルないまの災害の考え方。

結論から言うとガチの震災で家を守る事は力が

凄すぎちゃって人間には出来ないんです。出来

なかったと結論付けても良い。

そこまで自然の力はデッカい。。

究極。地震で壊れた家を見に行って次に活かす

しかない。淘汰の連続でしか手に入らない、あ

る程度しか数学では出来ない領域があるのです

ね。

しかしながら、人間には「知恵がある」!

それらを踏まえて。のDIY精神を是非若い子達

にも伝えられたら素晴らしい!

 

大工になるのは下請けやってお金を稼ぐ為だけ

じゃ無く、自分の棲家をこしらえてしつらえる

事。

 

世の中にはゴミと称して使える材料たちがどん

どん捨てられています。例えば解体した材木は

釘を始末して下地につかえるし、なんなら現場

の横移動よりも捨てた方が早いという理由だけ

で新品のたるきをバンドしたまんまぶった斬っ

て捨てている現状が普通に在る。

某大手ハウスメーカーさん。あれはさすがにい

くらなんでも酷くない??完全アウトでしょ。

その本音とたてまえを大人は子供達にどう説明

するの?全然SDG'sじゃ無いよね。

 

100年持つ家を建てるのもいいですが、そもそ

も土地は人間が売買しているが、地球の一部で

自然から借りている物。

下水も水道もインフラが全部無くて今住んでい

る場所がただの森だったら?

どうサバイブするかなぁってたまに想像してみ

るのも大事ではないでしょうか。

 

そのうち、感覚として、綺麗な大理石トップの

キッチンよりもそれが下水に繋がって汚水処理

場に行き、オマケに飲める水が家に来ている日

本の上水のシステム。の方が凄いっ…‼︎

ありがたすぎる…

って思えたなるばしめたもの。

ワクワクが止まらなくなる筈。

レッツ。DIY!!